9月2日

 8時過ぎに起きる。急いでシャワーを浴び、質問リストをまとめる。9時過ぎに鮮魚店に伺い、新しい連載に向けた取材。あれこれ楽しく話を聞かせていただく。1時間強で取材を終える。一度宿に戻ったのち、「ウララ」に立ち寄り、少し立ち話。この1週間のあいだにアーケードに関する条例に向けて急な動きがあったらしく、どこか慌ただしそうだ。しばらく界隈をぶらついたのち、11時55分に鮮魚店に戻り、食事をいただきつつ撮影をする。ここは七輪で魚を焼けるのだけれども、メニューに「もち」とあるのが気になっていて、今日は念願叶って七輪で餅を焼くことができた。七輪で餅が焼けるだなんて、こんなお正月みたいなことがあっていいのかと思うけれど、正月にだって七輪で餅を焼いたことはなかった。

 ぽやぽやしているうちに時間がなくなり、宿で荷物をピックアップして、タクシーでRKSP社に向かう。朝の取材もそうだったけれど、沖縄にいると少し時間にルーズになってしまっていて反省する。来月――ではなくもう今月だ――から始まる連載に向けた打ち合わせをして、そのまま那覇空港に向かう。空港に向かうゆいレールの中で、『TB.』誌のOさんから電話があり、明日の取材をお願いできないかとのこと。それは僕がやるしかないのではと、すぐに引き受ける。いつのまにか空港が広くなっていて、少し戸惑う。安室奈美恵のパネルがあり、引退から1年経つのだなと思う。お昼はさしみセットと餅(とビール)しか食べてなかったので、搭乗ゲート近くの売店でソーキそば(とビール)を平らげてから、飛行機に乗り込んだ。

 20時45分にアパートにたどり着くと、ちょうどバイク便がチャイムを押すところだ。明日の取材に向けて、新刊のプルーフを配達してもらっていた。それを少し読み始めながらチューハイを飲んでいるうちに、夜が更けてゆく。