3月24日

 昨晩は終電に飛び乗ったものの、電車で眠ってしまって綾瀬まで行ってしまった。仕方なくタクシーに揺られながら、今度から危ないときは最寄り駅にたどり着けそうな時間にアラームをセットしてから電車に乗ろうと心に誓う。しかし、そんなふうにアラームをセットできる状態であれば、そもそも寝過ごさないだろう。

 8時過ぎに目を覚ます。知人は立ったままたまごかけごはんを食べている。半年以上にわたって続けてきたF.Yさんの取材、最後の回の原稿をまとめてゆく。11時半に納豆オクラ豆腐そばを平らげて、構成を続ける。昨晩の眠りが浅かったせいか、眠くなり、14時過ぎから少し昼寝する。16時過ぎにようやく完成して、すぐにF.YさんにFacebookメッセンジャーで送信する。

 17時、都営三田線で神保町に出て、「浅野屋」に入り、ビアサワー。今日はツマミにビーフコロッケを注文する。コロッケが2個と、プチトマトが5個もついてくる。甘みのあるコロッケに懐かしさをおぼえる(甘いコロッケを食べて育ったというのではなく、「浅野屋」で昔コロッケを食べたことが思い出される)。原稿、読ませてもらいましたとお店のお姉さんが言う。直すところはないとのことでホッとする。ああそうだとお姉さんは二階に上がると、本を手に戻ってくる。前にね、この本をいただいてたんです。そう言って差し出されたのは『総理大臣になりたい』で、この本は僕が構成したんですとお姉さんに伝える。

 ビアサワーとチューハイを1杯ずつ飲んで店を出た。再び都営三田線に乗り、日比谷に出て、「コテージ」で『掃除婦のための手引き書』を買い求める。もちろん自分では持っているけれど、Yさんにプレゼントするために。いつだか、Yさんもここでトークイベントを聴き、そのトークイベントで『掃除婦のための手引き書』の話題になったので、他の店ではなくこの店のカバーと袋に包んだものを渡したかったのだ。19時に丸の内線に乗り込むと、かなりの混雑だ。この時間帯の丸の内線はいつだって混んでいるけれど、あまり乗っていたくないなと感じる。

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 「ラーメン中本」に入り、今日は最初からキープボトルを飲んだ。「さっそく原稿読ませてもらいました」と、マスターは嬉しそうに話してくれる。ひとつだけ表記を直してくれたら、あとは問題ないですとのこと。餃子をツマミに、二階堂のボトルを飲み干す。新宿5丁目「N」に流れると、僕が口開けの客だ。今日は早めに切り上げようと思っていたのに、今日も気づけば北千住駅にいる。あらかじめ最寄り駅に到着する時間を調べてアラームをセットして、知人に電話をかけてもらうようにLINEを送っておいたのに、また乗り過ごしてしまった。