6月5日

 昨晩は『ドゥ・ザ・ライト・シング 』を観てから眠りにつく。6時過ぎに起きて、ジョギングに出る。朝はたまごかけごはん、昼はサッポロ一番塩らーめんを2袋茹でて、盛り分けて知人と食す。具材は豚コマともやしとキャベツとほうれん草。ほうれん草はラーメンにトッピングしなかったぶんをおひたしにする。今日はずっと読書。『暴力の哲学』、『哲学の誤配』、そして『フーコー入門』を途中まで読んだ。このペースで読んですべてを理解できるわけではないけれど、自分が今欲している箇所を読んだ。つけっぱなしのテレビではずっとホストクラブが槍玉にあがっていた。夜は知人にキーマカレーを作ってもらって、『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』のラスト2話を観た。マイケルの父と母の存在はこれまでにも強調されてきて、9話ではカーが父とバスケットボールで遊んだ幼い日の記憶から、その父に起こった悲劇が描かれる。そして、マイケルのこどもたちも、父の姿を目にした経験を語る立場として短く登場する。このドキュメンタリーを全体的に面白く観たけれど、この、あまりにも自明の元として描かれる家族が――父から子へと“受け継がれていく”ようなイメージが――ぼくの中には微塵もなく、その部分はずっとぽかんとした気持ちで眺めていた。