マームとチリ3日目
全然マームの皆とは関係ありませんが、僕が泊まっているホテルの朝食バイキング。
最低限のものを集めたラインナップだけど、スクランブルエッグが美味しくて満足。
時差ぼけのせいで未明から起きていて、どうせ眠れないのだからと一人で散歩に出ます。
今日は月曜日とあって、昨日とは街の雰囲気も少し違います。
靴を磨いてもらいながら新聞を読んでいるビジネスマンをたくさん見かけました。
ところで、どの靴磨きの人も同じ台を使っていたのは何でだろう?
旧市街の中心にあるアルマス広場へ。
最近用があって読んだピート・ハミル『新聞ジャーナリズム』に、こんな一節があります。
「メキシコの街や村には、どこでも“ソカロ”と呼ばれる広場があり、ちょっとした社交場になっている」。
その“ソカロ”は教会の前に作られるものですが、このアルマス広場もサンティアゴ大聖堂の前にありました。
ハミルは「あらゆる種類の情報がそこで交換されるのだ。夜毎に小さな出会いがあり、
意見の交換があり、無数の演説が取り交わされている」とも書いていますが、まさに、様々な人が行き交います。
信号機の点滅。
1ブロック歩けば野良犬を見ると言っても過言ではないくらい見かけるが、
そういえばまだ吠える犬を見ていない。
サンティアゴ大聖堂、
の前で寝ている野良犬たち。犬って夜行性だっけ?
大聖堂の中へ。
信仰心の薄い僕でも、少し敬虔な気持ちになってしまう雰囲気があります。
祈りを捧げる人びと。
像の前でずっとひざまずいて祈りを捧げている男性を見た。
馬。
昨日、皆で出かけた中央市場を再訪。
ちなみに、『地球の歩き方』には「日本人と見るとあちこちから『ウニ、ウニ』と声がかかる」と書かれています。
最近高田馬場にできた「うに小屋」という店で定期的にうに丼を食べている、
そんな通風まっしぐらな人間が僕という人間なのですが、
昨日は全然そんな声がかからなかったのが悔しくて、一人でまた市場にきたわけです。
昨日は人が多くて気づかなかったけど、猫があちこちにいました。
が、市場を何周しても「ウニ、ウニ」と声はかけられず……。
やさぐれて午前中から1杯目のビール。こちらでメジャーらしいCRISTAL。
鳩、
の横にも死んだように眠る野良犬が。
11時、4人で宿舎の斜向いにあるレストランへ。
良い日射し。
念願であるピスコ・サワーなる食前酒を注文。
ピスコという蒸留酒をレモンジュースで割ったもので、チリとペルーではメジャーなお酒だそう。
食前酒だけあって、かなりアルコール度数の高い飲み物でした。
店員に薦められた白身魚のグリルとフライドポテトを。めちゃくちゃ美味しかった(値段もそれなりだけど)。
皆はこのあとの作業を考慮してピスコ・サワーを飲み干さずにいる中で、
気分が良くなって僕ひとりだけビールも追加してみたら、えらいサイズで出てきた。
ホテルに戻って、
パズドラを楽しんだのち、
14時に劇場に集合です。初めて会うスタッフさんと挨拶を交わす。
ステージの端にある
階段を降りていくと
ソファやカーペットが。
その奥には楽屋があります。
リハーサル室も押さえてくれていました。
バレエの練習だって出来ます。
さて、仕込みが始まります。
その頃、藤田さんは取材を受けていました。
チリではメジャーな新聞社からの電話取材だそうです。
その新聞社が別冊として出している、地下鉄で無料で配布される新聞(『R25』みたいなものだろうか)に掲載されるとのこと。
在チリ大使館のにしさんが電話ごしに通訳してくれています。
役者さんたちは
スクリーンの高さを調節しています。
イタリア同様、こういう吊るしてあるヤツが突然降りてきたりするので、素人の僕は迂闊に舞台に近づけません。
取材と原稿仕事のあいだにパズドラで息抜きをする人。
天井の隙間からロープが降りてきて、
謎の巻物を結わい付けて引き上げられていきました。
20時、照明のフォーカスを合わせていきます。
イタリアでは、この作業をしているとき僕は街を散策していたので初めて目の当たりにしますが、
細やかで地道な作業が続くのをみて、頭が下がる思い(僕が頭を下げても仕方がないんだけども)。
22時になったので、今日の作業は切り上げることに。
明日は10時集合です。
5人で遅めのディナーに。
リコメンドされた白ワインを注文して、
乾杯!
まぐろをわさびソースでいただきます。
ミディアムレアに焼かれたまぐろは本当に美味しかった。付け合わせのポテトがまた美味しくて。
0時を過ぎたあたりでお会計をしてもらいました。それでは、また明日。