1月14日

 朝7時に起きる。知人は「ちゃんと生活する」と思い立ったらしく、久しぶりにコーヒーを淹れてくれた。そのコーヒーとパンで朝食をとる。自転車で仕事に出かけた知人を見送って、僕はジョギングをする。今日は荷物が届く予定になっているので、昼間はずっと自宅で読書。16時になってようやく届いたので、チラシを持って原宿に出かける。VACANTに到着すると、チラシを織り込みさせてもらう。2階で稽古をする声が聴こえていた。折り込みを終えて3階に顔を出すと、5人がかりで当日パンフレットを制作していた。もはや工房と呼んでいいレベルだ。無料で配るものに、ここまで手をかけている人たちはそうそういないだろう。

 不器用な僕に手伝えることはなさそうなので、僕は引き返すことにした。「稽古を見てもらっても全然いいですよ」と言ってくれたけど、明日の楽しみにとっておくことにする。知人は20時過ぎにならないと帰らないというので、それまで時間をつぶそうと駅近くにある獣肉酒場「KとS」に入る。すると、知人から店長のHさんが今日限りで辞めてしまうという情報が届く。今日はキープしてあるキンミヤ焼酎で安く済ませるつもりだったけど、それならばと切り替えておいしい日本酒を飲み、おいしい刺身をあれこれ頼んだ。

 21時過ぎにアパートに戻り、今日届いたばかりの『クレージーキャッツ メモリアルDVD-BOX』を観始める。最初の1本目に入っているのは『シャボン玉ホリデー』の映像だ。観ていると、教科書の1ページ目という感じはあるけれど、今のテレビよりもスピード感があったりするから不思議だ。1つ1つのコントが短いのは、テクニカルな問題なのか、それとも短いコントを繋げることをよしとしていたからなのか。それにしても、こういう昔の番組の映像はテレビ局にはしっかり残っているものなのだろうか。昔のテレビ番組を、浴びるように観てみたい。