朝7時に起きて、トーストを食す。荷物を受け取るため、午前中はアパートで過ごす。11時半になってクレジットカードが簡易書留で届く。さっそく開封してみると、限度額が高めに設定されていて驚く。これは危険だ。昼、シャケ弁当を買って食べたのち、バスで新宿に出る。14時45分、久しぶりでY社へ。5年前は毎月のように通っていた。15時、『S!』誌取材。今回のゲストは何度もお会いしたことのある方なので、気兼ねなく話が聞けるが、その一方ではあらためて何を聞くのか緊張する。

 17時に取材が終わり、テアトル新宿の上にあるバーで乾杯。店内にやたらと段差のある不思議なバーだ。ビールを1杯だけ飲んで、あとはハイボールをダブルでいただく。飲み放題なので気兼ねなく飲んでしまう。19時に店を出て、伊勢丹で手土産を買って荻窪へ。「タコパやるんで、よかったら橋本さんも!」と誘ってもらっていたのだ。LINEで送られてきた住所に向かうと、マンションの一角に「たこやき ここ」と書かれた看板が見えてくる。

 1時間半ほど飲んだところでアイフォンが鳴る。F田さんからだ。タコパで飲んでいるのも楽しいけども、それはただ楽しく飲むだけになってしまう。でも、F田さんとは今話しておかなければならない気がする。そう思って、思い出横丁にある「きくや」へと急ぐ。最近気づいたのだが、酔っ払って記憶をなくすときには2つのパターンがある。言わなくてもいいことを言ってしまったときと、言葉を選ばずに話したときだ。この日話したことは僕の記憶には残っていないけれど、F田さんの中には残っているはずだ。翌朝目をさますと、「飲めてよかったです」とLINEが届いていた。