朝、茹でたササミ肉とヨーグルトを食す。昼、豚バラ肉と野菜の炒め物。夕方になってアパートを出て、新宿「らんぶる」でブレンドを飲んだ。「紀伊國屋書店」(新宿本店)をのぞく。文芸誌は新しい号が出ていて、僕の原稿が載っている号は姿を消してしまった。知人に「反響なんかないから、期待しないほうがいいよ」と言われていたが、それにしても何の波風も立たなかった。演劇関係者に向けて書いたわけではないとはいえ、その方面にもなんの反響も起こらなかった。別に反響を求めて書いているわけではないとはいえ、一体何をどうすればいいのだろう。面白い文章を書けばいいのか。

 『新潮』と『文學界』、それに単行本を数冊購入し、思い出横丁「T」に入ってホッピーセットを注文する。ナンコツ、ササミわさび、砂肝などの焼き鳥を食べつつ、『新潮』に掲載されている戯曲「部屋に流れる時間の旅」を読んだ。これは舞台に立つ役者の負荷が高そうな作品だなと思う(物理的な話ではなく)。2週間後に京都で初演を迎える戯曲で、僕は観に行くつもりだが、観るのが今から楽しみになってくる。