朝8時に起きて、ジョギングに出る。不忍池をぐるり。午前中は郵送で納品するお店に発送する支度をして、郵便局に出かけ、ゆうメールを出す。この作業もあと一回でおしまいだ。昼、税務署へ。思っていた以上に近所にある。納税地変更届というものの存在を知らず、先日ようやく旧住所の税務署に変更届を出してきたところだ。アパートに届いていた確定申告の書類は旧住所があらかじめ記入されてしまっていたので、あらたに確定申告の書類をもらってくる。

 坂を下って根津に出て、さて、どこでお昼を食べようか。気になる洋食屋があったが、もう店じまいだと断られてしまって、それならばとインド料理店「サルガム」。ジョギングコースにあり、前から気になっていたお店だ。東京にはびっくりするほどたくさんのインド料理店がある。僕が海外に移住してスシレストランやラーメンショップを開店しようと思うと、ハードルが高過ぎてクラクラするけれど、日本にはこんなにもインド料理店がある。彼らは何を思って「日本でレストランを創業しよう」と思い立ったのか。そこには一軒ずつ物語があるはずで、年代によっても日本に対する距離感や印象も違っているだろうから、店主たちに聞き書きをしてみたいと考えている。

 カレーを食べ終えたのち、同じく気になっていた喫茶店「サンクレスト」でブレンドを飲みながら、月刊ドライブインの資料を読む。一旦アパートに戻ったのち、高田馬場に出て、いつもの美容室で散髪。そこでも月刊ドライブインの資料を読んでいた。その資料は鹿児島における戦災の記録だったのだが、「いま北朝鮮がこういう状況だと、戦争が起きるとどうなるんだろうって気になりますよね」と美容師さんに言われ、そんなふうに考えるものなのかとびっくりする。「こないだテレビで『火垂るの墓』をやってたんですけど、うちのこどもたちはもう戦争ってことが全然理解できなくて、ずっと『なんで道が火事になってるの?』って不思議そうに言ってました」。

 散髪を終えて歩いていると、友人から電話。昨日・一昨日の感想でモヤモヤしているところもあり、妙によそよそしく話してしまう。電話は手紙展に関する話で、あとでM・Jさんに連絡させるとの由。そこから新宿に出て、世界堂で展示に向けた備品をいくつか購入し、ドトールでアイスコーヒーを飲みながら資料読み。ほどなくしてJさんから電話があり、搬入するものと、搬入する日時について相談する。19時、新宿3丁目「F」。僕が口開けの客だ。『月刊ドライブイン』、このお店のお客さんで買ってくださっている人たちがいるので、預ける。今号は6冊、ちょっと減ってしまった。次のお客さんがやってきて、少し時間が経ったところで会計をしてもらって、会社帰りの知人と霞ヶ関駅で待ち合わせ、一緒にアパートに帰る。