10月1日

 朝、茹で玉子を2個。今日から10月だということで、今月の予定を組んでゆく。まだ予定を確定し切れていないところはあるけれど、10月11日と12日に関西に出かける事は決まっているので、それを軸に考えて、10月11日に那覇空港から神戸空港に向かう航空券だけ手配する。久しぶりに、那覇に取材に行くつもりでいる。昼は納豆オクラ豆腐そば(温)を平らげる。昼下がりにアパートを出て、日比谷駅から銀座まで歩く。友人のA.Iさんから「我々がいちばん行きたい島与那国島の馬」を撮影した写真が展示されていると教えてもらった、シャルロット・デュマ「ベゾアール」展を観るべく、エルメス・ギャラリーへ。今日は上下ともユニクロで出かけてきたので、入り口で少し躊躇する。「ベゾアール」というのは馬の胃の中に結石で、実物が会場に展示されてもいたのだけれど、こんなに大きな石が、ほんとうに「石」としか言いようのない固形物が腹の中に出来上がるのかと驚く。それとは別に、野生の馬たち、特に与那国島の馬たちに目を奪われる。

 展示を観えたのち、銀座の「リカーマウンテン」へ。知り合いの出産祝いにウィスキーをプレゼントしようと、それが目当てで銀座までやってきたのだ。出産祝いにウィスキーというのはおかしいのはわかっているけれど、ベビー用品は身近な人から贈られるだろうからと、しみじみこどもが生まれたことを噛みしめられるようにと、ウィスキーをプレゼントしたいと思ったのだった。ジャパニーズウィスキーが好きだと話していたことを思い出し、そのコーナーを確認すると、(オールドウィスキーをのぞけば)一番高価なのは山崎だ。店員さんに声をかけ、「山崎、ありますか?」と尋ねてみると、「すみません、今、品切れです」との答え。その答えで、急に冷静になる。普段からそんなに付き合いがあるわけでもないのに、7980円のウィスキーをプレゼントされたら、ぎょっとするだろう。何も買わずに店をあとにし、東京駅まで歩く。八重洲口にあるヤマダ電機ソーダストリームのボトルを交換し、大丸の地下街へ。「日本橋弁松」でおかずセットと、「柿安」で惣菜を購入し、仕事帰りの知人と乾杯。