3月10日

 5時に目を覚ます。日が出たところで洗濯機をまわし、昨日洗い切れなかったものを洗って干す。諸々のメールに返事を出し、コーヒーを淹れ、昨日の電話取材のテープを起こし、それをプリントアウトして、9時50分にアパートを出る。テープ起こしから原稿を練りつつ、千代田線で西日暮里、京浜東北線で赤羽、そして埼京線与野本町へ。駅前のファミリーマート紅鮭わかめのおにぎりと、冷やしきしめんを買って、彩の国さいたま芸術劇場へ。11時から、舞台「c」に向けたWORKに同席する。アップが終わると、皆で美味しいパン屋さんに行くことになる。お昼を買ってしまっていたのと、入り口のプレートに「まずは食パンを」と書かれていたこともあり、ちょっと変わり種の食パンを一斤買う。16時半で今日の作業は終了となる。見学しながら書いていた原稿をメールで送信すると、すぐに「するする読めました」と返事が届く。

 帰宅後、明日に備えて、すぐに魔法瓶を洗っておく。晩は知人が買ってきた栃木のお酒(「Hope!」と書かれている)で湯豆腐をツツきながら、『R-1グランプリ』を観た。まず番組の構成の拙さが目に余る。生放送を担当するのは初めてのスタッフだけで作ったのかと思うほど。それでいて、フレッシュさも見当たらず、出場者の紹介VTRにまで司会者や審査員の顔をワイプで写すなど、悪い意味でテレビ的な演出だ。ネタもほとんど面白くなかった。どこか見覚えがあるものか、そうでなければ、詰めの甘いものが目立つ。たとえばZAZYも、一本目、最後にうたうのが「出会った頃のように」というのはあまりにも説明的過ぎる。その歌でも別にいいのだけど、あそこはもっと「理屈とか抜きで、ここはこの歌をうたう必然性が僕の中にはあったんだ」というくらいの何かが欲しかった。全体的に、なぜそのトーンでしゃべるのか、なぜその間で次の言葉を語るのか、そういった「演出」に意識的だと思えるものも少なかった。そんな中で吉住と高田ぽる子はとても際立って見えた。