4月24日

 目を覚ますと、グループLINEで企画「R」の戯曲が届いている。これまではぼくが先に「ドキュメント」を書いて渡し、その上でFさんが戯曲を書くという流れだったけれど、「最後はぼくが先に戯曲を渡して、そこからドキュメントを書いてもらって、それを呼んだ上で最終的な上演のことを考えたい」とFさんが言うので、戯曲を先に書いてもらった。それを読んだあと、書評検討本を読んでいるうちにお昼になる。昨日ライブの現場についていた知人を労うべく、サッポロ一番味噌ラーメンを作る。もやしと長ネギとひき肉をピリ辛に炒めてトッピングし、さあ食べようというところでFさんから電話。麺が伸びてしまうけれど、この電話はなんとなく折り返す電話ではない気がしたので、出る。上演するはずだった劇場が、緊急事態宣言を受け閉鎖されることに決まって、物理的にも上演ができなくなったとの報せだった。まだ役者の皆にも言ってなくて、これから話すところなんですけど、先に橋本さんに伝えておこうと思って、とFさんが言う。

 電話を切り、ラーメンを啜る。15時ちょうどに根津のバー「H」に入ると、すでに先客が2組いた。ふたりで入店すると、チャームとして塩豆と柿の種をそれぞれ小皿に盛って出してくれていたけれど、今は塩豆をそれぞれに出してくれる。2杯飲んだところで店をあとにし、知人と別れて地下鉄で国会議事堂前に出る。国会図書館で調べ物をするつもりだったのだけれども、土曜日は閉館時間が早い上に、事前に予約した人しか入館できないようだ(平日の場合、16時以降は予約なしで入館できる)。無駄足だったなとすごすご引き返し、書評検討本を読んだ。