1月27日

 8時過ぎに目を覚ます。今日も腰が痛い。たまごかけごはんを平らげ、コーヒーを淹れる。メールは届いておらず、「この内容で掲載されるのはちょっと」と言われたらどうしようかと、そわそわしながら、時間が過ぎるのを待つ。10時半になったところで、お店に電話をしてみると、話を聞かせてもらったEさんが出る。いま原稿は息子が持ってますから、そちらに連絡してみてもらえますかとEさんがおっしゃる。その言葉のニュアンス的に、全体的な方向してとしては問題ないんじゃないかという期待を抱きつつ、息子であるSさんに電話をかける。「昨日メールで送ったんだけど、届いてませんか?」とSさん。迷惑メールフォルダを確認しても届いている気配がなく、あとでお店に取りに伺ってもよいですかと伝えて電話を切り、担当記者の方に「取りに行ってもらえませんか」とお願いする。ただ、今日は担当記者の方も多忙らしく、それならばとRK新報までファックスを送ってもらうように手筈を整えてもらうことにする。

 昼、キャベツと鰹の塩辛でパスタを作って平らげる。知人は日曜日に仙台から帰ってきて、リモートワークに切り替えている。その上で、昨日の昼に検体キットを回収にきてくれるタイプのPCR検査を受けていた。「24時間以内に結果通知」と謳っているものの、24時間経っても結果は届かず、自宅で仕事を続けている。ファックスが転送されてくるのを待ち構えていたけれど、なかなか届かず、14時過ぎに担当記者の方に電話をしてみる。まだ届いていないというので、気持ちを切り替えて、献本に添える紙を用意する。献本するとしても、本だけをつるんと送られても味気ないだろうからと、事前に一筆箋を購入してあった。ただ、全員に手書きでメッセージを書くと数日かかってしまいそうだから、便箋のサイズに合わせてIndesignのデータを作り、印刷する。

 16時にその作業を終えて、いそいそと出かける。南北線飯田橋に出て、有楽町線に乗り換えてKD社へ。当初は28日に届くはずだった見本が、今日の夕方には届きそうだと連絡をいただいていたので、さっそく受け取りにやってきた。電車が護国寺駅に到着したところで、新報の担当記者の方から電話があり、ファックスが届いたので転送したことと、結構修正箇所があるので確認してもらえますかと伝えられる。メールを確認してみると、たしかに加筆いただいている箇所がある。どうしようかなと思いつつ、受付で書類に記入し、入管証をもらって編集部へ。ちょうど文芸誌の校了時期と重なり、慌ただしい気配がフロアに流れている。編集部から発送していただく献本に同封してもらいたい添え状を手渡し、見本を10冊受け取る。沖縄土産のちんすこうをプレゼントして、いそいそと編集部をあとにする。

 ロビーでパソコンを広げ、あらためてファックスを確認し、Sさんにお電話。地の文にも赤字が入っていたので、その通りに修正したほうがよいのかどうか、もとの文章で引っかかったのはどういうところなのか、確認する。お忙しいのに、申し訳ない。修正の方向性をつかんだところで、お礼を言って電話を切り、その場で原稿を修正する。時計を確認すると17時半で、しまった、時間がないなとKD社を出て、タクシーを拾って南池袋公園を目指す。公園の近くに、佐川急便の営業所がある。佐川には飛脚航空便というサービスがあり、割高ではあるけれど午後の受付でも翌日中に沖縄まで届けられるようなので、当日受付に間に合うようにと、発送手続きをする。宛先は明日から沖縄入りするM&Gの数名で、劇場気付で発送する。島の皆さんにもいち早く送りたい気持ちはあるのだけど、そちらは出来れば直接手渡したいと思っている。

 荷物を出したあと、閑散とした南池袋公園の一角で原稿に修正を加える。さきほど確認しそびれていたところを、もう一度電話でお尋ねした上で、どうにか完成させる。ぎりぎりになったせいで何度も手間を取らせてしまって申し訳ない限りだ。19時前に帰宅して、知人とキッチン焼き肉をする。なにか重大な書き損じがあったのではないかという不安に駆られながら眠りにつく。