1月23日

 8時過ぎに目を覚ます。コーヒーを淹れ、たまごかけごはんを平らげる。春に出す書籍に関するやりとりがようやく前に進み始めていて、ソファに寝転がってタイトルを考える。思い浮かんではワードでタイプして、本棚を眺めて考えてはタイプする(どうしてそのタイトルを思い浮かんだのか、そこにどういう意図があるのか/一方で、そのタイトルだとどういう懸念があるかも書き添える)。小林秀雄の「作家の顔」から連想して、「市場の顔」というタイトルが思い浮かんだので、その世代の作家たちの全集の目次をネットで検索して、なにかヒントになる言葉はないかと探したり(これは特に何も尾も浮かばなかった)。お昼頃にいちどメールで送信しておき、サッポロ一番塩らーめんを作って食す。

 午後は舞台のドキュメントに向けたテープ起こしを進める。夕方にはタイトル案に関する返信があり、僕が送ったタイトルをアレンジした二案が届く。その二案ならこちらだなと思う方に、なぜ「こちらだな」と思うのか、理由もあれこれ書き添えて返事をしておく。夜は豚バラ肉と島大根とニンジンのイリチーを作る。こんな立派な島大根だと何グラムぐらいあるんだろうと、おもむろに秤にのせてみると、1.7キロもあった。