4月4日

 9時近くまで布団の中でぐずぐずしてしまって、「ああ、火曜日だ!」と飛び起きる。今日は資源ごみの日だ。もう間に合わないかなと思いながら雑紙を詰めた紙袋を手に階段を駆け降りると、ちょうど雑紙や段ボールを回収する車が通りかかり、紙袋を手渡す。部屋と一階を往復しながら、酒瓶と空き缶を出す。いつもの朝食をとり、コーヒーを淹れ、テープ起こしを進める。夕方になって、ずっと部屋の隅っこでしわくちゃになっていたスーツとワイシャツをクリーニングに出しにいく。前にきたのは何のときだろう。パッと浮かぶのは西村さんのお別れ会だが、あれはまだ暑い盛りだったはずだから、半年以上ほったらかしていたのかと自分でもびっくりする。近所のクリーニング屋は「ゆっくりお渡し」サービスがあり、9月下旬まで厚手の服を預かってくれるサービスがあるので、コートもクリーニングに出す。しわくちゃになっていた真っ黒なネクタイも一緒に出したからか、「こちらは礼服ですか?」と尋ねられ、黒ネクタイも一緒だから「はい」と答えざるを得ず、「礼服はデラックスでのお預かりとなります」と告げられる。会計は7000円を超えていて、コート2点が含まれるとはいえ、高額でびっくりする。あとで伝票を確認すると、礼服のデラックスコースは上下で3000円近い値段だった。

 19時に帰宅した知人と一緒に晩酌。夕方のうちに、今日発売になったサントリーの新しい缶ビールを買ってきておいたので、最初にそれを飲んだ。スーパードライみたいな味だと知人が言う。あまり特徴が感じられず、どうしてわざわざ新商品を売り出したのだろうかと考えてしまう。でも、企業なのだからきっと、何か戦略や意図があってのことなのだろう。まずは録画してある『今夜すきやきだよ』を観る。1話は実質30分くらいしかないドラマなのに、なかなか最終回に辿り着かない。前にも書いたが、料理がひとつ軸となっているドラマなのに、毎回量が少ない。今日見た回は、最後に4人で手巻き寿司(?)を作って食べるという話だったのに、どう見積もってもふたりぶんぐらいしか具材がなかった。ドラマを2話観たところで、せっかくだからと知人と一緒に『悪の教典』を観た。伊藤英明があまりにもサイコなキャラクターで、「これ、映画館で見よったとしても、声出して笑ったかもしれん」と言いながら大笑いしていた。