5月28日

 7時過ぎに目を覚ます。8時にジョギングに出て、不忍池をぐるり。蓮がわさわさと茂ってきた。30分ほどでアパートにたどり着く。ごはんを炊き、たまごかけごはんにして食す。納豆と青ネギも混ぜた。食器を片づけて、朝から掃除機をかける。知人のくしゃみが酷く、やはりハウスダストが原因だろうと、掃除機がけ。ダイソンの掃除機、パワフルモードだとあっという間に充電がなくなるので、充電が切れるとテーブルにつき、原稿を考え、フル充電できたところでまた掃除機がけをする。

 気になり始めると、細かなところまで気になるもので、壁紙にくっついているホコリも取り除こうと、壁を雑巾掛け。高いところは踏み台を使って拭いてゆく。この踏み台は昨日、知人が買ってきたものだ。キッチンの上にある収納にしまってあるものが取り出しづらいからと、そこそこ存在感のある踏み台を買ってきたので、一ヶ月に数分しか使わないのに、こんなに場所をとるものをどうして買ってきたのかとケチをつけ、今日は朝から言い合いになっていた。散々ケチをつけておきながら、まるで自分のものであるかのように使っている。ひとしきり拭き終えると、踏み台は折りたたんで片づけておく。

 今日もお昼はカレーライスだった。食後、6月のカレンダーを開く。沖縄には出かけることに決めたけれど、他にも足を運びたい場所はある。ひとつは須磨だ。ただし、やたらと移動することでぼくが媒体になってしまう可能性もあるから、遠出するにはしばらく間隔を空けて様子をみる必要があるだろう。いや、須磨なら陸続きなのだから、レンタカーを借りて出かけるというのもアリか。「に本の古本屋」の企画も、いつから再開できるだろう。あの取材も、どこかに遠出したあとにお願いするのは気が引けるから、スケジュールを練らなければ。6月に入ればなじみのお店も少しずつ営業を再開するはずだから、そこにも飲みに出かけないと。ふわふわした感覚のまま、カレンダーを眺める。

 ここ数日書き続けていた「Q」の原稿、17時になってようやく書き終えた。もっと短い時間で書き終えるつもりだったのに、こんなに時間がかかってしまった。なんだかくたくたになってしまって、まだ17時だけど缶ビールを開けた。外では雷が鳴っている。企画「R」のために読まなければならない本がたくさんあるので、ビールを飲みながら読書。こうして家でばかり飲むようになって、お酒を飲むペースがゆっくりになりつつある。それはきっと、カクヤスでビールを箱買いするようになったことも影響しているのだろう。これまではその日の気分にしたがって何本も飲むこともあったけど、箱買いしている今、「1日2本」というルールがいつのまにか自分の中に出来上がっている。それを飲み干してしまうのがもったいなくて、小さなグラスでチビチビ飲んでいる。

 油揚げを焼いてツマミにしながら、知人の帰りを待つ。20時過ぎに知人が帰宅すると、サバみりん干しを焼き、乾杯。今日はNetflixの『アンカット・ダイヤモンド』を観た。映画の冒頭から、うまく話についていけなかった。ぼくだけでなく、一緒に観ていた知人も「何、どういうこと?」と何度か口にしていた。『ROMA』でも感じたけれど、Netflixの「映画」とはぼくは相性が良くないのかもしれない。ギャンブルに狂っていく男の姿は描かれていたとしても、石というものに魅せられる感覚をうまく感じとることができなかった。箱買いしていたプロ野球チップスは昨日で最後の一袋を食べてしまったので、飲みながらつまめるスナックがなく、味道楽を皿に持ってツマミにする。最後の一袋に入っていたカードは楽天島内宏明ソフトバンクの高橋礼だった。

f:id:hashimototomofumi:20200528075302j:plain