5月4日

 6時過ぎに目を覚ます。7時には布団から這い出して、昨日買ってきた大塚英志『感情天皇論』(ちくま新書)読み始める。昨日は眠る前に喧嘩になったせいか、知人が早めに起きてきて、動物のように頭を肩にすり寄せてくる。コーヒーを淹れて、焼きそばパンを食す。朝刊に目を通したのち、ムトーさんとのトークイベントの告知をする。シャワーを浴びて、3月21日のトークイベントの構成に取りかかる。昼、何日か前に知人が買ってきたまま冷蔵庫に保存されていた麻婆豆腐丼をチンして食べる。弁当が何日も持つのかと思うと、と、考えるのをやめて平らげる。

 15時過ぎ、構成をまとめ終えて、メールで送信。外では雷鳴が響き、急に暗くなっている。まだ洗濯物が乾いてないので、2分に1度のペースでベランダの様子を伺う。16時半に洗濯物を取り込んで、雨が降り始める前にと、小走りでスーパーマーケットに出る。カップヌードルナイスで小腹を満たし、『感情天皇論』をちびちび読む。19時、チューハイを飲み始める。もやしの醤油炒めをツマミに飲んでいると、知人が帰ってくる。仕事が一段落するのに合わせて、鯖の塩焼きを焼き、市販のタレで棒棒鶏を作り、乾杯。『腐女子、うっかりゲイに告る』(第2話)観る。三浦すげえなと知人が言う。脚本を書いているのはロロの三浦直之さんだ。僕も頷く。

 ツマミを追加しようと、長芋をカットしてグリルで焼いているあいだ、知人に洗濯物の匂いを嗅がせてみる。昨日、新しい洗剤を買ってきて、それで初めて洗濯してみたのである。昨日はテイスティングをするように、買ってきたばかりのアタックZEROの匂いをずっと嗅いでいて、知人に白い目で見られたけれど、洗濯の仕上がりはまた少し違っている。たしかに匂いは落ちるのだろうけれど、「加齢臭も落とします!」という感じがする。それで知人に嗅がせてみたのだけれども、知人は「こっちの方が好きだけど」とだけ言う。