4月11日

 7時過ぎに目を覚まし、朝から“資料”を探す。WEB「H」に向けて取材したテープ起こしをプリントアウトしたもので、そこに原稿の構想も書き込んであった。原稿を書くときは、テープ起こしを2ページが1枚にレイアウトされる状態で出力し、どこでどんな内容が語られているかを見返しながら、あるブロックに赤ペンで印をつけ、「①」と書き、①から繋げるとすればどの内容がいいかと探す。②にふさわしい箇所を見つけると、①と②のブリッジとなる地の文をざっくり思い浮かべて、これもメモしておく。

 こうしてテープ起こしに書き込んだものをもとに原稿を書き始めるのだけれども、その“資料”がどこを探しても見つからないのだ。最後に取り出したのは帰りの飛行機の中で、飛行機を降りるときの記憶ははっきり残っている。あのとき、確実に鞄にしまっている。そのあと、家に到着して荷解きをするときにも、たしかに見た記憶がある。なのに、部屋のどこを探しても見当たらない。探しているうちにお昼になってしまう。

 正午近くになって荷物が届く。ネットで注文した、アイリスオーヤマの、深いタイプのフライパン。さっそく開封し、知人に鯖缶とトマト缶のパスタを作ってもらう。ビールを1本と、3リットルの箱ワインから赤ワインをグラスに注いで2杯飲んだ。気持ちを切り替えて、もう一度テープ起こしを出力して、原稿を考え始める。友人のA.Iさんが応援しているソダシが桜花賞に出るので、15時40分、レースだけ観る。最近は前哨戦を叩かずにいきなりGIに出走するケースが増えているのだなあ。白さよりも、鼻のうっすらピンク色が目につく。19時に仕事を切り上げて、焼き餃子とラフテーの残りで晩酌。