8時に起きて、午前中から個人的な仕事を書き進める。昼過ぎ、ようやく最後の一文を書く。5月4日からまいにちまいにち書き続けてきたのが、ようやく書き終えた。これから皆にチェックしてもらわないといけないし、読み返したりもするけれど、とにかくここまでたどり着いた。

 昼、納豆オクラ豆腐入りのうどんを作って食す。夕方、新宿ピカデリーに出かける。ビールを2杯、それにポップコーンを準備して、『海街diary』観る。涼やかだ。四姉妹が動く様を眺めているだけでも楽しめるが、それだけではなかった。映画の冒頭にも、そしてラストにも、葬式のシーンが出てくる。いずれも淡々とした描写に見える。人が生まれて年を取り、死んでゆく。そのことを、ごく淡いタッチで描いている。その舞台が海辺の街だというのが印象的だ。寄せては返す波。今年の春、沖縄で「波間にて」という曲を3度聴いたのを思い出す。役者では夏帆がよかった。彼女の存在が、風通しを良くしている。

 外に出ると夜が近づいている。どこに行こうか迷ったのち、とりあえず腹を満たそうと「お多幸」に入る。この季節でもそれなりの客入りだ。おでんの盛り合わせと茶めし、それに日本酒をいただく。最初は冷やで出してもらったけれど、一口飲んで、やはり燗をつけてもらったほうがうまいだろうと思い直してつけてもらう。本当はサントリーラウンジに行くつもりでいたけれど、お腹を満たしたところで満足してしまったので帰宅することにした。仕事帰りの知人と同じ山手線に乗って帰宅し、スイカを食べた。