9時に起きて、トーストを食す。今日の仕事は待つことだ。待っているうちにお昼になって、納豆オクラ豆腐入りのうどんを作って食す。15時、大塚へ。今日はボエーズの練習があるのだ。11月1日にポポフェスのステージに立つことが決まっているので、それに向けての練習をしているところを、見守る。3時間の練習が終わると、例によって「江戸村」で打ち上げる。今日は火曜日だからトリスハイボールが100円の日だ(他の曜日でも200円以下と激安だが)。

 1杯目だけビールを頼んで、何度もハイボールを飲みながらも、待つ。21時過ぎに店を出て、皆と別れたあたりでH・Iさんから電話がかかってくる。今直しを送ったので、それを確認してもらって、それで、ちょっと話したいとIさんは言った。わかりました、じゃあ、とりあえず読んで、また23時頃に電話させてもらってもいいですかとお願いをして、馬場に戻って「牛角」に入る。今日は“皆”に触発されて、知人と焼き肉を食べる約束をしていたのだ。

 塩ダレ中落ち、霜降り上タン塩、牛ホルモンと注文しながら、送られてきた直しを確認する。肉を食べて、ビールを飲んでいると、「さっきから顔がにやけてるよ」と知人が言う。ドキュメント本の直しだと、普通は削ることのほうが多いと思うのだけれども、Iさんからの直しはむしろ加筆してあった。それも、「本人はあのときこう発言していたけれど、そこまで書いてしまうとよくないかもしれない」と思って削っていた箇所が、しっかり加筆されていた。そもそも、Iさんがぎりぎりまで「どうするのがいいのか」と時間を割いてくれることが嬉しくもあった。

 23時に電話をかけて、いくつか相談をする。内容に関する具体的な話をしたあと、Iさんは言った。でも、やっぱり稽古が始まる前のことで、今はまた全然状況も変わってきてるから、ここからも、橋本さんに見てもらって、書いてもらえたら嬉しいです、と。本にするかどうかはわからないけれど、ここ最近は、関わったからにはちゃんと見届けなければという気持ちが強くなっている。