4月14日

 布団の中でケータイをぽちぽちしていると、リバティアイランドに騎乗していた川田将雅騎手が、ジョッキーカメラについてインタビューに答えている。こないだの桜花賞川田将雅騎手視点のジョッキーカメラの映像がYouTubeで公開されていて、その視点や音の臨場感に加えて、レース後の声も含めて、とても面白く視聴していた。あれは今回が初めての試みだったのだと、そのインタビューで知る。競馬のみえかたが豊かになるから、今後もぜひいろんなレースで観てみたい。

 『c』のドキュメントをどう書き進めるか、少しだけ行き詰まった感じがあるので、久しぶりに風呂に湯を張り、iPadでテープおこしのデータを眺めながら風呂につかる。1時間半ほど浸かっているうちに、アイディアがまとまってくる。昼は肉野菜炒めを平らげたのち、国会図書館へ。今日は白いヘルメットをつけている警官もいて、何かあるのだろうかと物々しさを感じる。ちょうど「金帰火来」の金曜だからか、高級そうな車が次々出ていく。国会図書館に行き、来週出かける取材に向けて、あれこれ資料を探す。今日は2000年ごろからの「食」に関連する資料を漁っていることもあり、デジタル資料ではなく、紙の雑誌や書籍がほとんどで、少しやりとりに時間がかかる。前に足を運んだときよりも、マスクをつけている人の割合が1割ぐらい下がって、今は6〜7割くらいだ。早めに終われば飯田橋に出て写真展を見るつもりでいたけれど、最後の複写が終わる頃には17時をまわっていた。

 千駄木まで引き返し、スーパーで買い物をしたのち、「青山餃子房」で惣菜を買って帰途につく。録り溜めていたドラマを観る。一番面白かった(違和感なく見れた)のは波瑠が主演のドラマだった。波瑠が演じてきた「働く女性」の姿は、誰かがまとめて論じるべきではという気がする(とっくに論じられているのかもしれないけれど)。いくつか見たドラマのどれかに、自転車で警ら中の警察官がヘルメットをかぶっていて、ああ! そういうことか!と腑に落ちる。自転車に乗るときにヘルメット着用が「努力義務」となったことで、警察官も着用しなければならなくなったのか。だから国会の近くにいた警察官がヘルメットをつけていたり、フィクションの中の警察官の姿まで変わったのかと、今更気づく。