10時頃まで寝ていた。ヨーグルトを食べて、『S!』誌の構成に取りかかる。昨日の時点で8割ほど構成していたけれど、そこに流れる時間を堪能する構成に寄せ過ぎた気がして、パリッと構成したバージョンも作成して一緒に送信する。昼、納豆オクラ豆腐うどんを作って食す。

 14時、緊張しつつ美容室へ。面接を受けるような気持ちで注文を伝え(と言っても「2ヶ月前に切ったきりなんですけど、さっぱりさせてください」と言った程度)、席につく。やってきた美容師を見て、ああ、またかと暗い気持ちになる。以前、切ってもらった髪型がまったく気に入らなかった美容師だ。しかも、この人の切り方は痛く感じる。前回担当してもらった人は良い感じだったからまたこの美容室にきたのにとがっかりした気持ち。次からは「あの人以外でお願いします」と伝えてお願いしたいくらいだけれども、他の美容師に指示を出しつつカットする様子を見るに、どうも彼が一番チーフの扱いらしいのだ。鏡の前には『UOMO』と『NUMBER』が用意されていたけれど、持参した『モーニング』を読んで過ごす。

 16時、サッパリした頭でジョギングに出る。今日も5キロほど走った。筋肉痛で昨日ほどのペースでは走れず、のんびり走る。帰宅後、個人的な仕事に取り掛かる。テレビではサッカー中継をやっていて、ぽんぽん点が入っている。ハーフタイムにチャンネルを変えると、綾瀬はるかが写っていた。可愛いなあと独り言ちつつ、発泡酒を飲んだ。20時過ぎにアパートを出て、最寄りの酒場で知人と待ち合わせ、飲む。最近は本当に、知人とばかり飲んでいる。知人ぐらいしか友達がいないのではないか。いつのまにか、ふと思い立って誰かを誘い、飲みに出かける年齢ではなくなっていた。日本酒を4杯飲んで、店を出る。

 帰り道、コンビニに立ち寄る。指定されたポイントに並んで会計を待っていたのに、ひゅっと入ってきた子連れの母親に順番を抜かされる。店員がそのままレジを打ち始めたので、おい、こっちが並んでただろと告げる。知人は「やめなよ、もう」と言っている。店員も、順番を抜かした母親も、素知らぬ顔をしたまま、粛々と会計を続けている。その姿を前にしているとむかむかしてきて、何考えてんだこの店、もう二度と来ねえわ。え? いや、ビーフンは温めてください。どうなってんだよマジでと悪態をつき、店を出る。ストレスが溜まるような生活を送っているわけではないのに、最近沸点が低くなっている感じがする。京浜東北線の優先席でタブレットを操作していた男に腹を立て、殴り、包丁を持ち出して逮捕された老人のことを思い出す。