朝9時半に起きて、ドトールに出かける。アイスコーヒーを飲みつつ、個人的な仕事を進める。午前中はずっと空いているので長居をして、人が増えてくるお昼時に店を出る。さて、昼食は何にしよう。最近は毎日同じものを食べているので、今日は外食にしよう。カレーライスか、ラーメンか、タイ料理にしようと考えながら早稲田通りを歩き、まずは「古書現世」をのぞく。数冊購入したのち、帳場で向井さんと近況を話す。「皆、橋本君の動向は伺ってるんだけど、特に言及する人がいないからつらいよね」という旨の話を向井さんがしてくれる。たしかに、少し前は自分でもそんなようなことを思ったりもしたけれど、最近はもう、突き抜けてしまった感じがする。突き抜けたことがいいことなのかどうかはわからない。

 昼食は「ティーヌン」にした。買ったばかりの西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』を読みつつ、バミーヘンを食す。ついビールをつけてしまった。アパートに戻り、仕事を続ける。これまでだって慎重に、慎重にと書き進めてきたけれど、特にセンシティブな箇所だから、より慎重になり、なかなか書き進められない。

 晩酌の準備のため、スーパーに出かける。「何か買っとくものある?」と知人にメールすると、「パクチーとフォー」と返信がある。昨日パクチー焼きそばを食べたばかりなのに、僕が昼に食べたバミーヘンの写真を見たせいで、またパクチーが食べたくなったのだという(バミーヘンにもパクチーが入っている)。21時、帰宅した知人と食事をしながら、借りてきた『サッド・ヴァケイション』観る。冒頭のシーンのことしか覚えていなかったが、観ているうちに「ああ、こういう話だった」と思い出す。おそらくロードショーで観たときにも思ったことだという気がするけれど、「母は強し」という感想が残る。それでいいのかどうかはわからない。