朝から物販コーナーに貼ってもらうポスターを制作する。『Firenze,2013』の在庫が少なくなってきたので、これを売り切る作戦だ。14時、小雨が降るなか新宿へ。これから三日間の物販担当はなかじとゆりりだ。ゆりりは楽屋から次々と小道具を運んできて、物販コーナーをレイアウトする。そうこうするうちに受付が始まり、僕もチケットを受け取る。予約が始まってすぐに申し込んだこともあり、整理番号は1番だ。

 14時半、開場時間を迎える。中に入ってみると、スクリーンには映像が映し出されている。そこに映し出されているのは、鉄道やバス、飛行機から見えた風景だ。その一つ一つの風景は僕も知っている。あの碧い海はアドリア海だ。あのそびえる山はアンデス山脈だ。あの古い町並みはサラエボだ。映像が一巡し、また同じ映像が流れ始めたところで一度会場を出て、NEWoManにある店でビールを飲んだ。気持ちが高まってきたところで15時、『てんとてん』初日を観る。