2月10日

 6時過ぎに起きる。今日は大雪と予報が出ていたけれど、カーテンを開けてみても雪は見当たらなかった。午前中は、那覇で飾ってもらう別バージョンの販促物のデザインを考えているうちに時間が過ぎてゆく。八百屋でニラともやしを買ってきて、サッポロ一番塩らーめんを作って平らげる。オリンピックなんて興味がないみたいなことを、しばらく前には思っていたはずなのに、羽生結弦の演技を観る。実況のアナウンサーの物言いが気に掛かる。「そのときはすぐに訪れます」「その瞬間」「あの右足で」「それが宇野昌磨が口にする言葉です」。翻訳調だ。金メダルを獲った選手の演技を見ながら、うわー、これは圧倒的やな、圧倒的じゃわと言っていると、「圧倒的って言葉、好きよね」と、在宅で仕事をしていた知人が言う。午後はおでんを作りながら、原稿を書く。19時から晩酌を始めて、溜まっていたバラエティ番組の録画を消化する。