3月7日

 7時過ぎに目を覚ます。コーヒーを淹れて、朝食をとる。今日は納豆も切らしていたので、白飯にもずくスープ、ししゃも3匹だけ。午前中のうちにY.Fさんのドキュメントを完成させて、Facebookのメッセージで送信しておく。そのあとは依頼されていた書評を書き進める。掲載されるのはウェブだからと、何も気にせず書き進める。途中で休憩がてらテレビをつけると、「廃校がリゾート施設に/千葉の街がメキシカン」と『ひるおび』のテロップに表示されている。廃校を利用したグランピング施設がオープンすることになり、町の名前が「多古」(たこ)というところから、メキシカンをテーマにしたらしかった。廃校といえば、21世紀に入ってからはアート系の「文化的」な施設に利用された例をよく見かけていたけれど、こういう商業施設にとって変わられていくのだろうか。

 正午過ぎ、豚肉と小松菜、ニラにニンジンにしめじにもやしを適当に炒めて昼食をとる。16過ぎに書評(?)がほぼ書き上がったものの、依頼された3000字の倍の長さになってしまった。これをどうするかは明日考えることにする。今日は新刊の取次搬入日だ。都内だと、早ければ今日にも並び始めるはずだ。ネットの在庫検索を1時間おきに更新してみたけれど、「在庫あり」になるところは1店舗だけだった。店員さんに声をかけることができたら、店頭に並んでいるところを撮影させてもらおうと思っていたのだけれども、本は「行政学」の棚に平積みされていた。『日本型「談合」の研究』と、『スマートシティ3.0』というムックに挟まれている。『市場界隈』のとき、あるお店でも「行政」の棚に挿されていたことを思い出す。あえてこの棚を撮影させてもらって、SNSに発信すると、なんらかの意図を持ってアップした感じになってしまう気もするので、「撮影させてもらえませんか」と店員さんに声をかけることもなく、お店をあとにする。

 大手町の地下通路で大いに迷い、半蔵門線に乗って神保町に出る。「東京堂書店」を覗いてみたものの、まだ入荷されていないようだった。18時半にH社に立ち寄り、著者買取ぶんとして、新刊を10冊受け取る。「伯剌西爾」で神田ブレンド200グラム買って、今日も「浅野屋」へ。昨日はMさんにご馳走になってしまったので、自腹で飲んでおこうと、瓶ビールとほたるいかで軽く一杯。