4月20日

 6時に目を覚ます。7時過ぎにシャワーを浴びて、コンビニに買い物に出る。今日もひたすらやきそばを食べるつもりだけど、午前中はインタビューを2本収録する予定がある。なるべくカロリーを控えつつ、しかしインタビューに集中できるように腹は満たしておきたいと、棚を物色する。いったん茹で玉子を手に取ったものの、やきそばには玉子が乗っかっていることを思い出す。茹で玉子は棚に戻して、野菜スティックとホットコーヒーを買ってホテルに引き返す。

 9時半から、1本目の取材。話を聞かせてくださった方に、次の場所まで送っていただいて、11時から2本目の取材。どちらも印象深い話を聞かせてもらった。駅まで歩きながら、向井秀徳「約束」を聴く。電車やバスを乗り継ぎ、郊外にまでやきそばを食べにいく。2軒。夕方に市街地まで引き返し、かまくら館と図書館をハシゴする。17時半に駅近くの酒場に入店し、カウンター席に座る。ここも昨日の酒場のように、ケータイから注文する方式だった(こちらはLINEからの注文)。瓶ビールを2本と、こごみの味噌マヨ和え。テーブル席には次々と団体が入り、大賑わいだ。あまり長居してもなと、最後にレモンサワーとやきそばを平らげて、ホテルに引き返す。今日はまだ3皿しか食べていないけれど、ほとんど満腹だ。「こどものおやつだった」というやきそばだが、今では並盛りでもなかなかのボリュームだ。

 ベッドに横になりながら、iPadで資料を読む。21時半に再び外に出て、気になっていた店を目指す。昨日の夜に街を散策していたときに、「馬苦労町」という看板を見かけた。「暴力団追放できる強い街」「客引きを許さないまち」という看板も近くに出されていて、周囲ののんびりした気配と違っていてぎょっとしたのだが、その看板から察した通り、そのあたりにはかつて遊郭があったらしかった。今では飲み屋街に様変わりしているのだが、その通りにもやきそばを提供するお店があるようだった。しかも、食堂ではなく、カラオケも歌える酒場だという。協会が作成したパンフレットによると「午前2時まで営業」と書かれてあったので、今日の〆はそこにしようと決めていたのだが、扉を開けてみると客はおらず、お店の方がテレビを眺めているところで、「もう閉めるとこなのよ」と断られてしまった。遅くまで営業している別の店を探し、昨日から数えて7皿目の焼きそばを頬張る。