1月6日

 7時過ぎに目を覚ます。ストレッチをして、久しぶりにシューズを引っ張り出して、ジョギングに出る。ほぼ一年振りのジョギングだ。年末年始に飲み食いしすぎて体重が増えているので、今日からまた走ることにした。ユニクロの布マスクをつけて走っていると、あっという間にメガネが曇る。メガネを外して出ればよかった。不忍池に出たところで引き返す。あちこちに燃えるゴミが出されている。正月明けだけに、どの集積場もかなりのボリュームだ。新年会でも開催されたのか、紙コップがたくさん入ったゴミ袋。大掃除をしたのか、小さなおもちゃがたくさん詰まったゴミ袋。ビニール袋の上に、松飾りがのっけられているところもあった。

 今日は雪の予報が出ている。溜まっていた原稿を書いていると、今日は在宅で仕事をしていた知人が、「雪が降り出したで!」と嬉しそうに報告にくる。思いのほか粒が大きく、家の向かいにある広場の土のうえに、あっという間に雪が積もりだす。お昼が近づいたあたりで、今日の新規感染者数は過去最多の980人前後になりそうだと速報が流れる。しばらくして、ムトーさんからLINEが届く。ボエーズの忘年会のとき、タイミングを合わせて沖縄に行こうと話していたのだけれども、昨日今日の感染者数を見ていると行けそうにないやと、書かれてある。自分は取材を大義名分のように移動しているけれど、この数字が続くと、なかなかシビアなものがある。

 スーパーに買い物に出かけて、お昼はベーコンとキャベツのパスタを作って平らげる。知人はサッポロ一番塩らーめんを作っていた。しばらくすると、「私がやりたかったのに」と、知人が苦情を言いにくる。一体何のことかと思ったら、広場に積もったまっさらな雪の上を、ちびっこたちが踏み荒らしてまわっていた降り積もる雪を眺めていると、「今日は鍋を食べるべきでは」という気持ちが募り、もう一度買い出しに出る。近所のお年寄りが、雪かきをしている。歩道に積もった雪を車道に放り投げていて、それは……いろいろ大丈夫なのだろうかと心配になる。夜はとり野菜みそ鍋をつつきつつ、芋焼酎のお湯割りを飲んだ。