3月9日

 10時半に家を出て、スーツケースを引きずりながら羽田へ。今日はこれから羅臼に向かう。飛行機ののりばも、ターミナルの一番はじっこだ。飛行機の中でもずっと仕事をしていた。中標津空港から、連絡バスに乗り、中標津バスターミナルに出る。とりあえずバスに乗り、出発前に運転手が乗客に行き先を聞いてまわり、その場で料金を徴収するシステムだった。240円。中標津バスターミナルには数人だけバスを待つ乗客がいて、テレビでは『ミヤネ屋』が流れていた。1時間以上ターミナルで仕事をして、待っていたバスに乗り、羅臼へ。ここから先のことはたぶん原稿に書く。ただ、ホテルにチェックインしたあとに酒場に出かけると、どこも閑散としていた。「普段はもっとお客さんいるんだよ」と、酒場の人たちは旅行客に誤解されるのは不本意だといった調子で弁解していた。酒場のテレビには、WBCの初戦の様子が映し出されていた。酒場の店員さんは、食い入るように画面を見つめていた。